以下はあくまで与信限度額の申請額(想定与信額、想定与信残高)の計算についての記述です。
次善的な与信限度額の設定方法ですので、より本格的な与信の考え方については、以下の関連コラムをご参照ください。
関連コラム ・俗説の与信限度を斬る! 正しい与信限度額の設定と考え方
販売取引において販売先への想定与信額は、想定月商×回収サイトで計算される。
通常、与信限度額の申請・更新手続きにおいて、その販売先への「想定月商」をもとに、
与信限度額の申請承認が行われる。
季節変動が激しい場合は、季節ごとに与信枠を設定することもある。
与信枠の意味は、取引量の「センサー」であるから、繁忙期の取引量をベースとした与信限度額では、
閑散期に意味をなさなくなるからだ。
なお、回収サイトは相手との交渉で決まるものである。当然、回収サイトが長くなれば、
焦げ付いた場合のダメージが大きくなるとともに、自社の運転資金負担も増す。
サイトの長さは、自社の希望と相手の要求との調整で決まるものだ。
社会人になったばかりだと、この締め・支払の意味がよくわからないこともあると思う。
締めというのは、集計して請求することである。
注意すべきは、締め前でも与信が発生している点だ。
請求しないと与信が発生しないと勘違いする人もいるが、それは間違い。
■与信期間(回収サイト)一覧表
以上をご理解頂ければ不要だと思いますが、ご参考まで締め日/支払日に応じたサイトの一覧を掲示します。
ごく一部なので下表以外の回収条件もあると思いますが下表の値に1カ月を30日として加減してみてください。
与信限度額申請書などで記載する際の計算上の数字ですので1カ月を30日、2か月を60日といったように数える
ことが一般的です。
与信期間(月表示)に想定の月商を掛け算すれば申請すべき与信限度額が計算されます。
あくまで与信限度額の申請の際に考慮するサイト(与信期間)の話です。
(1)振込(現金)回収の場合
(2)手形回収の場合
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コンテンツ一覧(2024年5月13日更新)