詐欺や架空取引に巻き込まれる典型的な「危ない型」があります。
■危ない型(与信管理の公式)
仕入先と販売先に介在する取引において、仕入先への支払が先行する場合、
①仕入先から販売先への納品物の「直送」
②販売先から仕入先からの「直接発注」
といった要素が加わると不正や詐欺のリスクが極めて高くなります。
仕入先が主導し、或いは販売先と結託して、伝票操作だけで自社から多額の資金を詐取できる余地があるのです。
このような取引において仕入先も信用調査し、仕入先に取引限度枠を設定しなくてはなりません。それは内部統制において必須であり、それを怠った中で事故が発生した場合は言い逃れはできないでしょう。
上場企業クラスでも未だにこの「危ない型」にはまって詐欺の「被害」に遭ったということを見聞きします。
しかし、それは「被害」ではありません。
これは与信管理の初任者研修で必ず習うべきレベルの話です。被害というよりも、組織として与信管理の基本がわかっていない統制の不備とも言えるのではないでしょうか?
なぜこの取引が危ないか詳細については、以下のコラムもご参照ください。
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コンテンツ一覧(2024年5月13日更新)